2014年3月30日日曜日

問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術



問題解決の全体観シリーズ に次ぐ優良図書です。
最近のコンサル本は、本当に酷いものが多い。
しかし久しぶりの当たり書籍だと思います。

この書籍を一言でいうなら、「かゆい所に手が届く書籍」といった感じです。
 特に良かったポイントは6つあります。

1つ目は、問題の切り口を考える際の「分解」と「深堀」の違いを詳細に説明しているところ
2つ目は、切り口の洗い出し方法を詳細に説明をしているところ
3つ目は、因果構図の書き方を詳細に説明しているところ
4つ目は、問題を発生型と課題設定型に分けて説明している
5つ目は、あるべき姿の考え方 を詳細に説明しているところ
6つ目は、 問題解決の方法とMBA科目をリンクさせて説明されているところ

すべてに共通しいるのは、詳細という点です。多くのコンサル本は完成された図を表示して「ほらっ、簡単でしょ」と説明する。 この説明の仕方は、わかったようでいてわからない。
例えばあるべき姿を考える時は、視座・視野・視点の3つの観点から見るべきという。そしてそれぞれの言葉を説明して、「ほらっ、簡単でしょ」と説明する。

しかしこの書籍は、異なるのです。どう違うかは、是非読んでみて下さい。
後悔はないと思います。

数年前、大阪で体罰教師の問題が発生しました。この問題は発生型問題or課題設定型問題のどちらでしょうか?体罰は誰が考えたって問題なのだから、発生型 問題だと思われる。しかし当時、体罰を起こした先生を擁護する声もあったと聞く。そうするとこの問題は、課題設定型問題ということになる。

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